げそ文化55のキーワード①アクラ
今日はクレオール料理「アクラ」を作ります。
材料
・鱈 200グラム
・たまねぎ 半玉
・にんにく 2かけ
・薄力粉 250グラム
・ベーキングパウダー 10グラム
・牛乳 50cc
・たまご 2個
・トウガラシ 1本程度
ベーキングパウダーが入ってませんが上の画像みたいな感じで。
まずは鱈を軽く茹でます。もし塩鱈しか手に入らなかった場合は数時間水に浸けて塩抜きをしてください。
やる必要があるのか分かりませんが、なんとなくそれっぽいのでお湯から出したらすぐに冷水に入れます。多分身が締まったりするんだと思います。
冷やして身を引き締めてあげます。
この後すぐにその身をマッシュすることになるのでやはり全く意味はありませんでした。
ちなみに料理中の水分補給はウィルキンソンの炭酸水、BGMはバーチャルユーチューバー・キズナアイちゃんのゲーム実況です。
ほどよく身がほぐれていい感じにつぶれたらそのへんにしておきましょう。
続いてにんにくをみじん切りにします。
臭いが手についてしまうのが嫌だったので私はサランラップで手を巻きました。ビニール手袋はありませんでした(若者の貧困問題)。
なんとなくそれっぽくなったので次は玉ねぎもみじん切りにします。
涙が出ないように注意してください。ちなみに玉ねぎの目が痛くなる成分は鼻から入るのでゴーグルをしても無意味なのだとワンピースの単行本で読んだ気がします。
みじん切りにしたにんにくと玉ねぎを鱈と混ぜます。ついでにトウガラシも混ぜます。
若干ゃ入れすぎた感もありますが多分大丈夫です。
大惨事です。
次にたまごを入れて混ぜます。たまごかけごはんみたいで美味しそう。
残ったたまごはチャーハンにしたいと思います。ちなみに私のチャーハンの作り方は大人気グルメコミック『姉のおなかをふくらませるのは僕』に沿っております。読んだらいいことが起きます。
適当に混ざったら牛乳と薄力粉を適宜入れながらひたすらに混ぜます。
我が家にヘラはありませんので、スプーンで混ぜます。なんか腕が疲れたなーってあたりで少しずつ牛乳を入れるといい感じです。
このくらいの固さになったら準備おkです。
お鍋に油を注ぎましょう。
お皿も準備しておきます。
中四国を中心に展開するスーパーマーケット、イズミ・ゆめタウンでシールをためると貰えたムーミントロールのお皿を使います。小学生のころ、ヤフー知恵袋にあった「この写真の場所がどこだか分かりますか?」という質問に、母親が「フィンランドのムーミンワールドだと思われます」と回答しそれがベストアンサーに選ばれていたのを思い出します。
残念ながらキッチンペーパーで隠れてしまいました。
油をだいたい180度くらいまで熱し、スプーンをふたつ使って丸く成形しながら投入します。私はスプーンがひとつしかなかったのでお箸で代用しました。
どぼん。
油をおたまでかけてあげながら、きつね色になるまでしっかりと揚げます。
このくらいでいいでしょう。
軽く油を切ってお皿の上に乗せます。
あとはこれをひたすら繰り返すだけです。
どんどん。
どんどんどん。
どんどんどんどんどん。
完全に作りすぎました。独り暮らしの男がこの時間に食べる量じゃないです。
更に誤算だったのは思った以上に膨らんだこと。ベーキングパウダーのせいでしょうか。
断面はこんな感じ。
とりあえずこんな感じで完成です。
ソースも作ったんですが、こっちは大失敗だったので載せません。
味が気になる方は是非自分で作ってみるか我が家に遊びに来てください。できれば17歳くらいの女の子がいいです。
ここまで書いておきながらそもそもクレオールって何?アクラって?といったことを全く説明していませんでした。
フランス語なんかを学んだことがある方はご存知の方も多いかとは思いますが、クレオールっていうのは簡単に言うと「ヨーロッパ系入植者とアフリカ系奴隷が住むカリブ海植民地の状況を指す言葉」です。現地語と他言語が混ざってできた言葉を「クレオール語」って言ったりもします。
アクラは主にそれらの地域で食べられてる所謂フィッシュケーキです。小麦粉と魚(主に鱈)やスパイスなどを混ぜてフライにしたもので、地域によってさまざまなバージョンがあるそうな…。
ちなみに私はそれらを明治大学の中村和恵先生の『地上の飯 皿めぐり航海記』(平凡社)を読んで知りました。面白いから読んでね(はぁと
ということで以上、「アクラ作ってみた」。